WDBの元派遣社員が書いています
・時給の推移(1,550円→1,854円)と交渉のリアル
・派遣→契約社員→正社員になるまでの流れ
WDB株式会社の派遣は、理系未経験でも研究職に就ける可能性があります。私自身がその証明です。
バイオ系の研究室みたいな場所で白衣を着て仕事をしてみたくて、「研究職ならWDB!」の言葉に釣られてWDBに仮登録→本登録し、大学の研究室2ヶ所→プライム上場企業1社の合計3社で派遣就業し、最終的に時給1,850円代で派遣を卒業しました。
最後は派遣先から直接雇用の打診を受け、契約社員(時給1,900円)を経て、現在は正社員として働いています。
登録時のメール・給与明細・WDB株式会社の保険証・直接雇用に至るまでのメール一式が手元に残っていますのでこのサイトでは一部を掲載しています(順次掲載)。
本サイトはネットで調べてまとめた記事ではなく、実際に経験した内容を書いている記事です。

なぜ数ある派遣会社の中でWDBを選んだか
「研究職」という響きに惹かれたのが最初のきっかけです。普通の事務職ではなくて、白衣を着て実験する仕事がやりたいと思いました。
研究職を扱っていそうな派遣会社を他にも数社登録しましたが、WDB以外の派遣会社では「経験がないと厳しい」というニュアンスのことを薄っすら電話で言われました(登録の時)。
登録自体はできたものの、仕事は紹介されにくい空気でした。
そんな中、未経験歓迎のバイオ系のお仕事案件を、これでもかと積極的に紹介してくれたのがWDBでした。
実務ゼロ・資格も研究職と無関係(学芸員・図書館司書…)・院卒でもない私でも大丈夫でした。詳しい経緯は未経験から研究職に就くまでの記事にまとめています。
登録〜お仕事が決まるまでの流れ
私は無料ならとりあえず登録してみる派なので、WDB含め複数の派遣会社に登録しました。
WDBは仮登録と本登録に分かれており、とりあえず仮登録すると、マイページが貰えるのと、希望条件に合ったお仕事案件メールと本登録の案内メールが来ました。
以下が実際のメールの件名です。
「【WDB】ご登録のお礼と登録会のご案内」
自動メールではなく、家から一番近い支店の担当者から直々のメールでした。

近くの支店に行き、その場で履歴書を書いて希望を伝えると、その場で6件くらいの求人を紹介してもらえました。
面接らしい面接というより、希望条件のすり合わせに近い感覚でした。
※現在はWEB上の「doconico」からAIチャットでのWeb登録→ビデオ通話での本登録、という流れに変わっているようです。最新の登録の流れは登録方法・本登録の流れの記事で詳しく解説しています。
本登録時に希望条件・経験のヒアリングと適性試験があると案内されています。
↑私の時の適性試験は、パソコンのWordで文章を時間内に打ち込む試験(試験?)でした。紙に文章が書いてあり、それをそのままWordに打ち込みました。(短すぎる時間制限あり)あとは化学の計算5問くらいでした。(←食塩水の濃度とか。1個もわからなかった…)
企業名・就業場所はいつ分かる?
求人一覧の段階では、企業名や大学名までは分からないです。
気になる求人を見つけたら、案件ページの問い合わせボタンから聞くか、支店の担当者にメールで問い合わせると、返信で教えてもらえました。
ここで初めて「実は〇〇大学の◯◯研究室だった」「あの有名企業の◯◯部署だった」と分かる仕組みです。
これは本登録していないと教えてもらえなかったと思います。
時給の交渉はできる?
私の場合は、2社目までは言われた時給で働きましたが、3社目からは強気で自分から希望額を伝えて交渉しました。
1社目は、早く決まらないとニートになるタイミングだったので、どんな時給でもいいからバイオ系で未経験okの職場を、とお願いしました。そこで紹介されたのが、大学附属の時給1550円バイオ系研究所でした。
1社目でいい子にして働いていると、色んな支店から名指しで案件がメールで届くようになりました。
支店同士で派遣社員を取り合ってるのかな?という印象。
このメールに、時給◯◯円なら検討する、みたいな返信欄があったのでこの辺から強気になり始めました。
3社目を探すときは、家から30分以内で一番時給高いところ!みたいな感じで探してもらいました。(1800円で就職、その後1,854円まで昇給)
時給の交渉もたくさんした覚えがあります。ここの職場には貴方を紹介したいのでマージンを減らして時給上げるからここに行ってくれないか(大学研究室、時給2000円)、みたいな案件もありました。
提示された条件をそのまま受け入れる人もいると思いますが、希望を伝えること自体は問題ないはずです。時給の相場感については時給相場の記事にもまとめています。
職場見学はある?
応募して、実際の職場で面談のタイミングに職場を見せてもらえることが多かったです。
コロナ禍の時期は、Zoomでラボの中を映像で見学する形でした。せっかくオンラインで顔を合わせるタイミングなので、そのまま面談も一緒に行うケースもありました。
実際に現場の雰囲気を見てから決められるのは安心材料になります。
職場見学まで行った案件は一つも落とされませんでした。
「入る前に雰囲気を見られる」のは、地味に大きい安心材料だと思います。
WDBの評判・口コミは本当?(客観データ+私の実感)
「派遣会社はどこも同じでは?」と思うかもしれませんが、WDBには数字で見える強みがあります。
- 理学系研究職派遣で働く人の3人に1人がWDB経由
- 登録者数は約17万人
- 取引先は約1,600法人(民間企業・大学・公的研究機関)
- 医薬品・化学・食品業界の売上上位50社のうち、約9割と取引実績あり
- 研究職派遣を40年以上手がけている老舗
- 親会社のWDBホールディングスは東証プライム市場に上場
- 全国81拠点・120ブランチを展開
- 入社した社員の7割が実務未経験からのスタート
私が実際に感じたのも、求人の紹介量の多さと、担当者が定期的に様子を見に来てくれる安心感でした。
全国に支店があるので、一度登録していれば、引っ越しをしても引っ越し先の支店で仕事を紹介してもらえます。履歴書もそのまま使えるし、職歴もWDBのものは反映されるしで仕事探しが楽です。
知らない土地でアルバイトを一から探すより、時給も高く、サポートも受けられる状態でスタートできるのもgoodです。
加えて、どの派遣先に行っても、大体WDB経由の派遣の先輩が既にいる、どんだけいるんだという安心感もありました。
ちなみに株価も最近絶好調です。株主優待のクオカードが廃止になり一時株価が下がりましたが、配当金が増配したため、株価が上がりました。
「派遣は馬鹿にされやすい」というイメージについて思うところはこちらの記事で正直に書いています。
実際にやっていた業務内容(3社分)
1社目:大学附属のバイオ系研究所
最初は事務作業・試薬の準備・実験補助・パソコンでのデータ整理などから始まり、その後希望してマウスの世話を担当しました。
特別な専門知識は求められませんでした。マウスは見た目以上に可愛く、愛着が湧きます。
余談ですが、仕事でマウスなどのげっ歯類の世話をする人は、感染管理上、自宅でハムスターなどのげっ歯類ペットを飼えないという決まりがあるようです。
2社目:企業との共同開発をしている大学研究室
ここも試薬調整や細胞培養、実験補助が中心で、こちらでも希望してマウスの世話を担当しました。
3社目:プライム上場企業
詳細は控えますが、試薬調整・事務・クリーンベンチ操作などバイオ系の実務を幅広く経験しました。毎日数百万円分の会社の利益になるような仕事をもらえて、沢山こなせるタイプで気に入りました。
大学時代にやりたくてもできなかったことが、ここでほぼすべてできた感覚があります。
私はここでスカウトされ、現在はWDBの派遣ではなく正社員で働いています。
登録はしたままなので、クビになったり引っ越したらWDBから仕事を紹介してもらう予定です。派遣から直接雇用に至るまでの流れはこちらの記事で詳しく解説しています。
研修制度について
理系向けの基礎研修は特になく(文系向けにはあったようで、商学部卒の知人は受講していました)、なんちゃって理学部卒の私は理系とみなされ受けていません。
知人によると、バイオ系の現場で必要な基礎知識から教えてもらえる模様。
私は基礎研修の代わりに、希望して高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の研修に参加しました。
3日間で、費用は無料でした(数年前の情報のため、現在の制度は変わっている可能性があります)。研究室を模した場所で実際に機器を使って測定をします。座学と使い方を習ったあと、自分一人で測定して終了、みたいな流れでした。
勤務スケジュール・働き方の自由度
最初の職場は週4日勤務にしました。水・土・日休みという変則的なシフトも組んでもらえて、この自由度が良かった点です。
次の職場では週5日勤務に変えました。
勤務日数や曜日も、希望を伝えれば相談に乗ってもらえました。出勤時間も希望を言えば変えてもらえました。
担当者のサポート体制
月に1回、業務時間内に担当者が様子を見に来てくれていました(この訪問時間も時給が発生するのが地味に良い点です)。
コロナ禍あたりからは電話での面談に変わりました。
内容は「いじめられていないか」「やりたい仕事ができているか」「何か派遣先に言いたいことはあるか」などの確認が中心で、不満があれば代わりに派遣先へ伝えてくれました。
契約更新の実際の流れ
契約更新は、月イチの面談(電話含む)の中で「更新でいいですか」と聞かれる形か、メールで案内が来る形でした。
更新サイクルは一律ではなく、1ヶ月ごとの時もあれば、2ヶ月・3ヶ月ごとの時もありました。
WDBの給料・時給は本当に高いのか(実際の推移)
私の実際の時給推移はこうでした。
就業開始時(週4日勤務・残業なし)が時給1,550円(当時は高い額だった)、その後1,800円、さらに勤務成績による報奨金制度がなくなった代わりに時給に組み込まれる形で1,854円になりました。これが派遣時代の最高額です。直近の同種求人を見ると、当時よりさらに時給の高い案件がゴロゴロ見られます。最低賃金も上がりましたからね。4年分(2020〜2023年)の実際の年間支給額は年収を公開した記事にまとめています。
直接雇用の話が来た時、正直迷った
直接雇用の打診は、時給1,854円から1,900円へ、46円上げる内容でした。実はこの時、かなり迷いました。
派遣のままなら「会社のことを考えなくていい」「言われたことだけやればいい」気楽さがありましたし、当時はゆるく派遣を続けながら大学受験(行ってみたい大学があった)を考えていたタイミングだったからです。
それに、派遣には「嫌なことがあればすぐ職場を変えられる」という利点があり、直接雇用になるとそれを手放すことにもなります。
最終的に決め手になったのは、「もし嫌になったらいつでもWDBがお仕事紹介するのでいつでも戻ってきてください」と言われたことでした。
この一言で、直接雇用になっても詰むわけではないと思えたので、契約社員としての直接雇用を受けました。直接雇用後、時給はさらに10円昇給し1,910円になりました。
結果的に、保険証が変わり高額療養費制度の自己負担限度額が大幅UPになったり(直接雇用の1ヶ月後入院した笑)、福利厚生が使えるようになったりと、色々メリットも大きかったです。
契約社員から正社員になったのは、大学院(オンラインの海外MBA)に入学したのとほぼ同じ時期でした(直接の関係はありません)。給与形態は時給制から月給制に変わり、正社員1年目の月給は25.5万円ほど、2年目に昇給して28.3万円ほどです。
正社員になってからはフレックス制になり、働き方の自由度は上がりました。ボーナスがある分、年収でみると派遣時代と近い水準です。
派遣という働き方についての持論
派遣で働いてみて感じたのは、「高時給で稼ぎながら、自分のやりたいことに時間を使える」という点が一番の魅力だったということです。
社員のように「会社を良くしよう」「会社のために働かなきゃ」と考える必要はなく、基本的には言われたことをこなすのが派遣の仕事です。
良く言えば「役割が明確」、悪く言えば「都合よく使われる」立場でもあります。ただ、都合よく使われる代わりに、同じ職場で働く周りの社員よりも時給が高い、という状況は実際にありました。しかもWDB経由というだけで「優秀」と一目置かれる場面もありました。
知人の中には、派遣という立場なのに会社の方針に色々と口を出していた人がいましたが、その人は契約を切られてしまいました。派遣はあくまで「言われた業務をこなす」立場で、会社を作っていく側に回りたいなら社員を選ぶべきだと思います。
逆に、本当にやりたいこと(副業や資格の勉強、私の場合は今のMBAもそうです)を抱えながらお金を稼ぎたいなら、派遣という働き方は理にかなっていると感じています。
もう一つ実感したのは、派遣から直接雇用(社員)になる方が、普通に転職・就活をするよりずっと楽だということです。自分から動かなくても「直接雇用になってくれないか」と声がかかる形でした。今の職場に強いこだわりがなく、まずは経験と時給を優先したい人には、派遣というルートは合理的な選択肢だと思います。
派遣のメリット・デメリット(正直な感想)
メリット
- いつでも辞められる身軽さ。実際に色々な職場を経験できた
- 直接雇用(契約社員)より派遣の方が時給が高かった。実際、派遣先の契約社員より時給700円高い状態でした。一部の正社員より高い時期もありました。
- 知人(商学部卒)は、私と同じプライム上場企業で契約社員として最低賃金に近い時給で働いていましたが、隣で派遣として働いていた私の時給を知り、契約社員を辞めて私の紹介でWDBに入りました
デメリット
- 時給が高い分、ボーナスはありません
- 「派遣」という立場に、正直「負け組感」を感じた時期もありました。「正社員より給料がいい」という事実で気持ちを保っていた部分があります
- 契約更新のたびに多少の不安はありました
メリット・デメリットをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事で全部書き出しています。
実際、どんな求人があるのか気にならないですか?
ここまで読んで、話としては分かったけど実感が湧かない、という人もいると思います。私自身、一番心が動いたのは体験談を読んだ時ではなく、実際の求人を見た瞬間でした。
WDBの求人には、国立大学の研究室や、大手食品・医薬品・化学メーカーの研究所など、名前を聞けば「え、あそこ?」と思うような就業先が並んでいます。
サイト上では「大手食品メーカー」「国立大学理学部」のような表記になっていて、詳しい企業名・大学名は登録後、担当者から個別に案内される形です。
この「登録しないと本当のところが分からない」感じが、一歩を踏み出すきっかけになると思います。
よくある質問
理系の学位がなくても登録できますか?
可能です。知人(商学部卒)も理系のバイオ研究職に就いています。「未経験OK」の求人から少しずつスキルを身に付けました。
研究の実務経験がなくても大丈夫ですか?
私自身、専門知識が特別役に立ったという実感はほとんどありません。実務経験についてはゼロからのスタートです。未経験からのスタートでも、WDBの研修や、現場で教えてもらいながら仕事を覚えられました。
正社員になれますか?
私の場合、派遣先からの直接雇用の打診がきっかけで、契約社員を経て正社員になりました。全員が同じルートを辿るわけではありませんが、実例としてはあります。直接雇用の可能性がある案件については、募集の時点でそう書いてあったりします。
派遣先は選べますか?
私は「家から近く、時給が高いところ」という希望を伝えて仕事を探してもらいました。希望条件を担当者に伝えることが大切だと感じています。無理かなと思う希望も言ってみることが大事です。
こんな人はチェックしてみてほしい
- 今より時給を上げたい人
- ゆくゆく正社員を目指したい人
- やったことはないけど「研究職」の一員になってみたい人(ドラマとかで憧れますよね)
- 白衣を着る仕事をやってみたい人
- 文系卒だけど本当はラボに所属してみたかった人
- 超有名企業で働いてみたい人(直接雇用になれたらラッキーです)
- 就職活動はしたくないけどすぐに働きたい人
- 就職のサポートを沢山してほしい人(履歴書作ってもらったり)
- 化学・バイオ系分野の知識や研究・分析経験を活かして働きたい方
- 結婚、出産、子育て、転居などにより、柔軟な働き方をしたい方
- 就業中も担当者のフォローを受けながら働きたい方
- 理系の専門的な研修を活用してスキルを伸ばしたい方
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